中国語の学習を始めたばかりの頃
とりあえずHSK３級取得を目指してテキストの学習を進めていましたが、やはり文法偏重で発音やリスニング学習などに乏しく、目標が中国人と普通に会話できるレベルを目標としていたので、テキスト学習だけでは時間がかかるのではないかと疑問に思い始めていました。
英語教育で何年も勉強しているのに会話のキャッチボールが全然できないという日本人あるあるの学習結果に終わる気がして、何か生きた中国語を学習できないかと模索を始めました。
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tinderで中国語学習を始める
tinderと言えば、いわゆる出会い系というかマッチングアプリであり、業者・サクラがひしめき合い、ノリが軽い男女が利用して出会うアプリという印象で、当時筆者は別のマッチングアプリを主に利用していたが、tinderもなんとなくたまに利用する程度でアプリをスマホに入れていました。
そこで、ふとtinderって確かアメリカのアプリで世界的に有名なマッチングアプリでもあるので、語学学習で使えるのではないかと思い始めました。
早速tinderで課金を行い、課金をすることによってグーグルマップみたいに世界中にピンを刺して、指したピンから距離を指定して5km、10km、30km以内と日本だけではなく外国で登録している女性が次々と出てくることを確認し、思いっきり中国の北京や上海の中心地にピンを刺して出てくる女性達にめくらでLIKE（いいね）を送りまくりました。
すると、なんと次々にマッチングしていき、中国現地に在住の多くの中国人とやり取りが始まりました。
tinderを利用して現地に住む中国人30人以上と常時やりとり
tinderのプロフィール紹介を日本語、中国語、英語に修正し、中国語学習をしているアピールの内容にしていたので、それを見てくれたtinderに登録している現地の中国人達が割りと好意的にマッチしてくれました。
特にマッチした中国人は、日本語がある程度話せる人も多く、話を聞くと大学が日本語専攻であったとか、小さい頃から日本のアニメが好きで日本語を独学で勉強していましたとか、日本の文化が好きで勉強していますとか意外と日本が好きで日本語ができる中国人が少なくなかったです。
さらに日本人で中国語学習している人はやはり珍しく、ましてはtinderを利用して「中国好きです、中国語勉強してます、教えてください」みたいなアプリ利用者の日本人が皆無に等しかったみたいで常時30人くらいと日本語や中国語でやり取り（学習）をしていました。
wechatを交換し、現地の中国人と電話もしてみる
中国語学習の開始当初は、相手の中国語もよくわからないし、自分もどう中国語で表現したら良いかわからないと１返信当たり3分くらいかかるようなレベルでした。やり取りしている全員に返信とかなるとそれだけで１時間も超えるようなレベルで大変な思いをしながらやり取りを繰り返していました。
そのうちに仲良くなってWechat交換しようみたいな流れにもなったりして、Wechatでやり取りをするようにもなりました。※WechatはLINEの中国版で、LINEは中国では利用できない
WechatにはLINEと同じく無料通話があるので、中国語学習始めてから半年足らずくらいの時期から緊張しながら電話もしてみたりしました。しかし日本語も話せる人限定で電話していました。
ちなみに中国語しかできない人とも電話をしてみたら、まったく意味がわからず、会話がまともに成立しない、電話の終わり方もわからない感じで後味が悪くなってしまう状態でした。
tinderを通じて、中国語の生きた表現を学ぶ
tinderで30人と曲がりなりにもやり取りをしていると、
①テキストに書いてある表現と違う
②スラングっぽい言い方の表現が出てくる
③自分の言い方を指摘してくれる
などやはりHSKのテキストだけでは絶対学べないものが学べる気がします。
もちろん、中国語の先生ではないので、相手が間違った表現やミスった文とか（ミスった表現すらも気付けない・・正解と思ってしまう）そのままにされて混乱する場面もありました。
しかし、30人とやり取りしていると、同じ表現を10人、20人と多用していたりすると、段々自分も覚えてきて、この表現を使う時はこれだなとかテキストに書いてあるこの表現は誰も使ってないなとかリアルな中国語が少しずつ頭にインプットされていき、HSK学習とは少しズレている部分もありましたが、非常に語学学習上において大切な事を学びました。
そんなこんなでtinderで現地の中国人とマッチングして、中国語でやり取りを行い、仲良くなってきたらWechatの交換をし、さらには電話までも行うということを繰り返していたところ、中国に遊びに来てとか、会いましょうとか、自然とそんな展開になっていきます。
次回はtinderで知り合い、中国現地まで行って出会った経験などを話します。ちなみに中国だけではなく韓国や香港、台湾、タイでも今後同じような形で現地で出会う経験をしています。
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